こんにちは、ovgo Bakerのユキです。
これからovgo Bakerの毎日ついて、たまに書いていきたいなと思うのですが、その前にまずはovgo Bakerのこととこれまでについて振り返ってみようと思います。
2019/5-9 ovgo誕生!ovgo Bakerができるまで
ovgo Bakerをほんとに最初に始めたのは2019年夏。
その春に最初の会社を辞めて、4-5月にアメリカや南米をお菓子をめぐる旅していたときに(その時のこともまた改めて)、プラントベースが環境や社会にとってよい食べ物だということを知り、帰ってきてからプラントベースを普及したい!と考え始めたのがそもそものきっかけでした。
小学校の同級生でおいしいもの仲間の松井ちゃんと、プラントベースを普及させるために、まずはチーム名をovgoに。
ovgo は"organic, vegan, gluten-free as options" の頭文字をとってovgo。アメリカのレストランやカフェで見た、vegan option, gluten free optionという表現が、その頃とても新しく見えたのと、ヴィーガンやグルテンフリーの専門店ではなく普通のお店でもそれらを選べるというのがひとりひとりのペースにあわせて生活に取り入れられていいなと共感しました。日本でも押し付けるのではなく、一人一人が自分で選べる選択肢としてのオーガニックやヴィーガンやグルテンフリーが広がるとよいなと考えてovgoという名前をつけました。この頃は会社でも屋号でもなく、プロジェクト名のような形でした。
わたしと松井ちゃんはおいしいものも好きだし、ソーシャルなことにはずっと関心は高かったのですが、ヴィーガンのことはくわしくなかったので、だれかいないかなあと思った時に、これまた小学校からの同級生でLUSHで働いていたゆりちゃんが加わってくれることになりました。
そこから3人で初めのうちは東京にあるプラントベースやヴィーガンのお店を紹介しようか、とか、すでに販売されている商品を仕入れて販売してみようかと、いろいろなことを考えていろいろ食べてみたのですが、なかなか満足のいく味わいのものがみつからず。。。
もともとクッキーがだいすきでOL時代にクッキーを配り歩いていたわたしのお気に入りのレシピ(卵やバターを使用しているもの)を、アメリカのヴィーガンのレシピなどを見ながら植物性のみでつくってみることに。
完成したクッキーを食べてみた結果、、、、、おいしい!!!
自分たちで全部クッキーを製造も販売もしたら大変だから探そうという話からはじまったのに、結果的に自分たちでつくってみたものが一番おいしいと思ってしまい、
これは続けていくのは大変そうだけど、そのあとのことはおいておいて、まずは一番おいしいと思うものをつくってみることに。
ベースのレシピは私が調整しながら、みんなでフレーバーを考えたり、いろんな小麦粉やプラントベースミルクを変えて作ったクッキーを試食し続け、
おいしいと思っていたものを一度ベイク界の先輩に試食して頂いたときには、「いろいろ入りすぎてて何の味かわからない、ゼロ地点だ」といわれてダメージを受け、
それでも施策と試食を続けた結果、いまのオリジナルクッキーが完成しました。
材料選びの過程でオーガニックや国産の商品と環境負荷の話やヴィーガンで使えるお砂糖と使えないお砂糖の違いなど様々なことをLUSHの冊子やLUSHのスタッフの方々、好きで通っていた青山のファーマーズマーケットに出店している農家のかた、netflixの映画など、自分たちで集められる情報を頼りにサステナビリティについて学び始めました。
そこからovgo Bakerというブランド名をつけて、ロゴを松井ちゃんが作りovgo Bakerが誕生しました!!!
2019/10-12 はじめての販売。初めてのイベント出店。
ここからわたしたちのクッキーまみれの毎日が始まりました。
毎日焼いて焼いて、持ち運んで配って配って。
そして、2019年10月5日。
青山のDEE’S HALLでのフリーマーケットに出店!!
ovgo 正式デビューの日!!!
生まれて初めて、自分のクッキーを販売させてもらいました。
会社員時代から自分でたくさん作っておいしいと思っていたクッキーだったけれど、世の中にはたくさんおいしいものはあふれているし、プロの方がたくさんいる中で、わたしたちのクッキーを購入してくれる人なんているのだろうかと正直この日まで不安でした。自分でなにか仕事をすることなんてできるのか自信もなかったです。
でもこの日、たくさんの友人が来てくれたり、フリーマーケットのお客様が購入しておいしいといってくださったこと。
ほんとにいろんな方が喜んでくださって、お金まで支払ってくださる。
これまで自分たちがやってきたことの手ごたえを感じると同時に、自分たちが信じるものに共感してくれる方を見つけていくことのやりがいを実感した一日でした。
一方でヴィーガンの商品と説明すると、おいしくなさそうとかわたしはあまり食べないといわれることもあり、この日以来ovgo Bakerはあまり最初からヴィーガンということは伝えずに、とにかくまずは一口食べてもらおうという、プラントベースやヴィーガンのきっかけづくりに励んでいます。
毎日クッキーを持ち歩いては配り歩いて食べてもらっていた結果、その後11月には初めてのカフェへの卸も決定!
初めて私たちのクッキーを置いてくださったのは、表参道ヒルズの裏にあったthe airstream gardenさんでした(残念ながら今は閉店)
この頃は一つのオーブンで10分に6枚程度しか焼く術をしらず、原料を買うお金も焼く時間も足りないので、初日の納品日ほぼぴったりの枚数を準備。チャリラーの私と松井氏はタッパーに乱雑にいれたクッキーをいつも通りの運転で表参道までもっていったところ、店の下の坂で念のため商品を確認すると破損している。。。。!!!!たまたま持ち歩いていた用の1-2枚のクッキーを代わりに納品して初回納品を無事に完了しました♡
それ以来自転車納品の日にはuber eatsのリュックをちゃんと使いました!今となっては笑い話。。
なんか割れそうとか、配送コストもったいないとか思って、この後も1年ほどは自転車かIKEAの袋に入れて電車で手持ちで運んで卸は納品していました。。。。。(笑)いまでも配送コストはもったいないと思う。
正直はじめてのフリーマーケットの後から2019年末までの記憶はほとんどありません。。。というのも、毎週の卸クッキー製造をしながら、勤務先の食料品店は11月から繁忙期。毎日23時頃帰宅してから、ovgoに関する準備をしたり、週一の休みはクッキーを製造したり街に繰り出してクッキーを配ったり。途中でぎっくり腰にもなったし。
それでも毎日が新鮮で刺激的で、自分たちがつくったクッキーを喜んでくれる人がいるという喜びがあふれていました。
このころから3年経って、本当に多くの人にovgo Bakerのことやクッキーを知って頂いたり、私がやらないといけない役割も日に日に変化してきているのですが、いまでも一番楽しくてやりがいを感じるのはヴィーガンクッキーをおいしいといろんな方が食べてくださること!
わたしたちの想いのつまったヴィーガンクッキーをおいしい、好きだと言ってくださる方がいることが何よりうれしいです。
そんな中で準備していた青山ファーマーズマーケットへの出店が決まります!2020年1月から、いよいよ私たちが大好きな青山ファーマーズマーケットに進出です。(つづく)
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2021年春に1号店をオープンした際のクラウドファンディングにも、これまでのことは書いてあるのでこちらも合わせてぜひご覧ください。
(yuki)
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